【証し】書写の証し 「心の在り方が変わる」(50代婦人)

 私は、幼い頃から、人は、死んだら何処に行くのか?どうなってしまうのだろう?どんな生き方が正しいのか?そして愛とは何だろう?愛するって何だろう?と疑問を持ってきました。
 私たち夫婦には共通の趣味があります。それは一緒にフルマラソンを走ることです。42.195キロという距離を走ることは簡単なことではありませんが、その苦しいことを一緒に乗り越えてゴールを目指す喜びを夫婦で何度も感じてきました。
 そういう夫婦の間にも”愛する”ということの難しさをいつも感じてきました。夫はあるとき私に言いました。「お前は、愛情が足りない!」と。その頃、末っ子の子育てが大変で、夫を寂しくさせていたことも原因でした。
 愛ってなんだろう。どうしたら愛を表現できるのか。どうしたら良いのか。本当にわかりませんでしたが、統一原理を学ぶことで、そういう悩みから少しずつ解放されたように思います。
同時に、これまでの自分の愛がいかに自分中心で自己満足の愛だったかを痛感させられました。そして、学びの中で「真の愛」の素晴らしさを知り、私の「心の在り方」が少しずつ変わってきたと実感しています。
ある時こんな事がありました。夫はときどき朝が早く、朝食を食べないで出て行きます。そんな時はおにぎりを準備して置いておくのですが、夫は忘れてしまう事がありました。そんな時、以前でしたら、「ほんとに、しょうがないなあ、帰ったら食べてよ!」という思いになりました。
 ところが今は、「私が手渡しでちゃんと持たせてあければ良かったのに、夫に申し訳ない」という思いが自然と湧いてくるのです。相手のせいでなく、私がちゃんとしてあげないといけないと、とても自然に思えた瞬間がありました。自分でもこんな心情になれた事にびっくりしました。
 結婚して21年になりますが、統一原理を学ぶ前よりも今のほうが夫を好きになっている自分を感じます。夫の嫌なところも受け入れられる自分がいるのを感じています。
以前は子供に対しても感情的になって思った言葉をそのままぶつけて怒ってばかりでしたが、今はそういう情を抑えて、一歩引いて言葉にしてみることができるようになりました。今思えば叱ってばかりだった長女には申し訳ない思いでいっぱいです。
 ここでの学びはただ知識を学ぶ事ではなく、生活の中で実践する事で、心を“自分中心”から“相手の為に”という愛の心に変えてくれる学びなんだなと実感しています。心が変わるって凄い事だと思います。
 統一原理は、幼い頃からの疑問や不安に対して明確な答えを下さいました。これからもいろいろな試練や苦労があると思いますが、「真の家庭」を築くという同じゴールを目指して夫婦で人生のフルマラソンを走り続けて行けるようになりたいと思います。