【証し】書写の証し 「不安定な心がとても平安に」(50代婦人)

今日、ここに、母子二人「命」あることが、とてもありがたいです。心に安定と安心があり、少しずつですが人を許す心を感じる事ができる時が来ようとは、私自身、不思議でなりません。
私は、18年前、高校入学式の日に、愛する長男を失いました。「なぜ、こんなことに?」何がおきたのか、冷たくなってしまった息子に問いかけていました。これが夢であってほしい、現実ではないんだと、心に何度も言い聞かせながら日々を過ごすしかありませんでした。
そんな中、娘は精神状態が大変になり、糖尿病も発症し入院してしまいました。こんな時こそ、夫婦が一緒に力を合わせていかなければならないのに、夫はお酒を飲んで遅くに帰ってくるような有様で、酔った勢いでなんども罵倒され、家の中は恨みと憎しみでいっぱいでした。
しかし、そんな夫も、その2年後に他界してしまいました。私自身も毎日毎日生きることに疲れ、力もなく、笑うことも忘れ、料理も何にもできず、うつ病になり、乳癌まで発症してしまいました。
いつも「誰か助けて!」と心が叫んでいました。そして、もう本当に限界で娘と二人で死を覚悟したほどでした。そんな時に神様は、Mさんと出会わせて下さいました。
はじめて会った時、どんな声をかけてくださったか、よく覚えてはいませんが、やさしく微笑んで「無理しないでね」と「苦しい事があれば、なんでも話してください」と、「娘さん元気!」と言葉をかけてくださったと思います。その時の出会いが、私達を救ってくださったと感じています。
その頃から、Mさんからすすめられ、書写をし、「統一原理」を学び始めました。講義は分かりやすく、ふしぎと心に自然と入ってきました。もし統一原理を知らずに、あの時自殺してあの世に行ってしまったら、私はもっと大きな罪を犯してしまっていた事を知りました。
愛する娘にも、家族にも心から申し訳ない思いでいっぱいです。そして、私の心の中にある、嫉妬の思い、恨み、怒りなどたくさんの悪い心がある事を感じさせられて、このままではいけないと、変わって行かなければと前を向くようになりました。
主人は、怖い人、ずるい人、子供を大切に思ってくれない人、そう思ってきました。しかし、講座で学んでいくうちに、夫も淋しかったのではないか、私にもいけない事が沢山あったのではないかと思えるようになってきたのです。
時間がどれほどかかるかもしれません、心はすぐには変えることは難しいですが、自分の行いから悟り、良い心、少しでも正しい生き方を実践していかなければいけないと感じます。
「正しい生き方」とは何か、「真の愛」とは何かを統一原理は教えてくれています。そして何より、娘が心配です。娘がどれほど苦しんでいるのか、娘の心をほんとうに理解してあげられているのだろうか、反省ばかりです。愛する娘を幸せにしてあげられるように、希望を与えてあげられるようにと祈る毎日です。
学び始めた時は、精神的に不安定でしたが、この頃は、少し心に落ちつきを持てるようになりました。いろんな方に「変わったね、よく笑うようになったね」と言われます。近所の方も、あまりにも変わったので、どうしてそんなに回復したのか尋ねてくる方もいます。
「統一原理」を学ぶ事で私は本当に命を救われました。文先生のみ言葉を訓読したり、講座で講義を受けていると、難しいところもありますが、心はとても平安になるのです。この言葉には不思議な力があるようです。
私も娘も今、このように生かされています、絶望から希望の道を見せてくださった文先生の言葉は「命の言葉」です。心から感謝しています。