自叙伝書写礼拝開催(陽暦2020年6月21日)

【自叙伝書写礼拝のみ言】

天一国八年天暦5月1日(陽暦2020年6月21日(日))

説教タイトル:「 急変する南北関係をどのように見るのか? 」
説教者:鄭 東洙 教区長
講演タイトル:「 野の花のように美しく、松のように強い心を持つ 」
講演者:浅川 勇男 先生
インターネット中継にて「浅川勇男先生をお迎えして 自叙伝書写礼拝」(自叙伝書写会)を開催しました。
<鄭東洙 教区長のみ言>
 おはようございます。最近、南北関係が韓半島中心に緊迫した状況の中で、今のこの時を改めて摂理的な観点で我々がその状況を見ながら、私たちはどのようにすればいいかということを考えてみる時間になればいいかなと思います。先週も私は続けて国際情勢という内容で皆様に話をずっと話していきましたけれども、最近の国際情勢は摂理的にもの凄い重要な内容がありまして、特に御父母様のみ言を中心として、国際情勢が摂理にちょうど組み合っていくこういう時でありますので、より私たちがこういう時期に、国際情勢に関心を持つべきではないかと思います。この内容が我々の日常生活に関わっている問題でありますので、今日、皆様とこの内容をちょっと考えてみていきたいなと思います。
 この前、オーストラリアでハイディー・ジャネツキという主婦の話が話題になりました。去る2月に、ハイディーという女性は、インターネットでトイレットペーパーを1箱注文する予定でありました。オーストラリアの場合は、1箱にトイレットペーパーが48個入っています。3ヶ月に1回ぐらいで1箱注文するつもりだったのに、1箱に48個が入っているので、1箱だけ注文すればいいのに、インターネットで本人も全然意識もしないまま、48個注文したんですね。トイレットペーパーを48個の数字を入れてボタンを、完了ボタンを押すと、向こうからメッセージが来たんですね。注文完了しましたとういうメッセージを見た瞬間、すぐパソコンを切りました。それから何日か経った後に、家にトイレットペーパーが、注文したトイレットペーパーが届いたんですね。
 届いたら48個のボックスがですね、家に届いたんですね。この48個のボックスの中に2304個のトイレットペーパーが配達されたんですね。この量はですね、普通の人が12年間使うトイレットペーパーですね。もうとてつもない大量のトイレットペーパーが家に到着したその瞬間、彼女はですね、自分が失敗したということを気が付いたそうであります。夫も困りまして、すでに注文した物は返品ができないみたいですね。保管する場所もなくて、結局、駐車場に車を入れることができないまま、駐車場を倉庫として使って、それで、悩むわけであります。このトイレットペーパーを12年間どうしたら、どのように使うかと悩む中で、それで、しばらく経ってから、オーストラリアにおきまして、新型コロナが流行るようになりました。日本ではコロナでマスクがなくて大変だったんですね。ドラッグストアで、毎朝毎朝並んでいる。並んでも買えない。こういうマスクがもうないこういう時もありましたけれども、オーストラリアの場合は、アメリカと同じようにトイレットペーパーがなくて、スーパーでもなくて大変だったみたいです。
 ですから、もうこの内容がオーストラリアにありまして、それで、ハイディーは余裕があったんですね。すでに48ボックスのトイレットペーパーが2304個のトイレットペーパーが家に届いたので、それで、その後にコロナウィルスが流行っていきましたので、それで、どのようにやればいいかと悩む中で、このトイレットペーパーをですね、売りに出したそうであります。それで、その利益金は、学校に寄付するようになり、このようなことが自分のフェイスブックやそれとインターネットで話題になりました。自分の失敗によって、このようなことによって悩む中、こういうことが、想像以上なことに展開していくということが起きたわけであります。
 我々が人生を生きる中で、失敗するときも多いし、大変な時も多いし、苦しんでいる時もあります。しかし、その瞬間は、厳しくて大変で、生きられないと思ったとしても、しばらく経つと、災い転じて福となるという言葉がありますね。この言葉のように、コロナウィルスで、全世界で昨日までの時点で46万の人が亡くなりまして、日本でも非常に毎日東京では、コロナウィルスですね、流行っている。こういうことを考えると、日本でもすでに亡くなっている人たちが、952名くらいになりました。このような状況を見ながら、多くの人たちが、希望を失い、どうすればいいか、第二波が来るという心配の中でありますけれども、この危機と大変な状況の中でも、私たちはどのように見て、どういう風な考えをもって、この絶望の時を乗り越えていけるかと考えると、この危機がまるで我々の祝福の通路であるということを、いつも思いながら過ごしていくということが非常に重要であります。
 私が、先週、礼拝の時に、6月1日、お母様が語られたみ言がありました。この7ヶ月間戦時体制で活動しなさい。重要な時期であるこの7ヶ月が非常に重要であるということをお母様は語られました。6月8日のみ言におきましても、お母様のみ言を見ると、私たちの願いである南北統一のためにHJ天宙天寶修錬苑を中心として、真のお父様が霊界を動員して、統一の扉を開くように祈らなければならないのです。皆様の精誠が天に届いて、真のお父様が動かざるを得ない環境を作りなさいと語られました。このみ言があってから、最近、中国と北朝鮮の問題を見ながら、何か急変する国際情勢のこの時、今の時あまりにも摂理的に重要であるということを我々に暗示するそういう時期でもあります。
 最近の中国をみると、再びコロナウィルスの拡散が広がってすね、最近、北京の水産市場でコロナウィルスがさらに拡大して、中国政府の報告では、これが確かな数字かどうかはわからないですけれども、北京を中心として、コロナが拡散する中で、すでに27地域が封鎖されました。それで、1200の航空便が取消しになり、小学校から大学まで、学校の授業が中断され、全ての活動が禁止されている状況であります。ある武漢の医科大学の教授に寄れば、最近はインターネットの中でも流行っている内容であってですね、北京で始まっているコロナウィルスが、感染力が武漢よりはるかに早くて、強烈なウィルスだとこの教授は言われました。このことが、今さらに北朝鮮まで影響力があり、北京を中心として非常に大きな問題になり、さらに、この第二波のコロナウィルスの問題で、世界がもう一度緊張している状況であります。
 コロナウィルスだけでもなく、最近中国ではバッタですね。バッタがこのバッタといえば今中国の吉林省という北朝鮮の上ですね。皆さんも分かりやすく地図を出しましたけれども、北朝鮮の上にある吉林省の地域に今拡散している状況であります。一平方メートル当たりに50匹、今卵を産んでいるシーズンみたいですね。卵を産んで、このメス一匹が卵を産むとどれぐらい産むんですかね。600個から800個ぐらい産むみたいですね。それで、年間5回ぐらい産卵するみたいです。繁殖力がもの凄く強くて、とてもこのバッタが食べるみたいですよ。繁殖が強いから。それで、7月になると流行るんですね。中国はもう緊張の状況の中で、7月の中旬になると、このバッタ災いが起きるだろうと緊張している状況で、このバッタがアフリカから始まりまして、アフリカのバッタのようですね。このバッタが飛んできて、パキスタン、インド、ヒマラヤを越えて、中国まで来ているんですね。このバッタが北朝鮮まで行く可能性があります。中国の南部地域はですね、今までにない最大の洪水災害がありまして、66個の郡単位で浸水される事件もありまして、中国の一番最大な、中国のダムである山峡ダムが崩壊する危険もですね、中国政府が発表した内容であります。
 このような一連の内容を見ると、中国全域で、去年から始まったコロナウィルスの問題、天災という問題が起きるということは、中国ではこういう風に噂になっているみたいです。昔、清の時代とか中国の王朝時代におきまして、天災が起きると、王朝が滅ぶという話があるんですね。ですから、中国の人の中でも、もしかしたら、中国が崩壊するんじゃないかという風に、滅亡する現象ではないかという噂が広がっているということでもあります。こういう一連の天災を見ながら、非常にこういう時期が一体どういう時期であるかということを改めて私たちが悟るべきではないかと思います。
 さらに、南北韓半島を中心に、韓国と北朝鮮の関係がものすごいどの時より緊張のそういう時でもあります。既に皆様よく知っている6月16日に、北朝鮮にある開城(ケソン)という南北共同連絡事務所が、これが建てられ、19ヶ月ぶりにこれが爆発されました。北朝鮮が一方的に爆発したので、韓国政府が南北交流協力事務所を通して韓国から約180億ウォンくらい、日本円で約18億円ぐらいのお金をかけて作ったものですね。北朝鮮が一方的にこの事務所を爆発した内容に関して、いろんな話がたくさんあります。まずこの内容に関しては、私が判断するのには、もう前にも皆様に話したように、金正恩の健康異常説ということもあります。
 最近コロナ問題が拡大する中で、金正恩の活動が全然現れないですね。秘密のところにいるかどうかわからないんですけれども、全然、自分の体を見せないんですね。それで、南北共同連絡事務所を爆発を目の前にして、ずっと見せていたその人物が、金正恩の妹である金与正(キム・ヨジョン)が現れました。それで、いったい金正恩はどうなっているかということを今ですね、非常に綿密に観察する中で、生きているかどうかわからない状況の中で、第一人物として現れているという人が、金与正であります。実は、北朝鮮の場合は、儒教社会主義社会として、女性がリーダーになるということはあり得ないということであります。だから、金与正がもしリーダーとして立った時に、北朝鮮が維持していくかできないか、こういう問題において、多くの学者たちは無理だと、こうように判断しているわけであります。その人の金与正という女性が力を見せるために、こういうことを起こしたのではないかと言われる話もありますけれども、それで、この問題が最近あったわけであります。
 2番目は、北朝鮮の経済が破綻局面にあるわけであります。北朝鮮の税金におきまして、子供と年寄りまで、ホームレスの人たちも救助している状況であります。家がなくて、道で物乞いしながら暮らしている子供たち、そういう子たちが最近もっと増えていきながら、この北朝鮮の食糧問題が非常に深刻であるということであります。北朝鮮でこのような生活をして、脱北した人がいるんですね。このような生活をして、小さい頃から家がなくて、物乞いしながら、生活して脱北したこの人が、最近、韓国で国会議員に当選された池成浩(チ・ソンホ)議員であります。これが北朝鮮から見ると、すごいですね。自由民主主義の韓国に脱北して国会議員になった。最近、これが北朝鮮においては、何ですかね、多分これがこの前、ビラでそういうふうに渡っていって、動揺している内容もあったし、それで、北朝鮮の今の経済的なこの問題、それで、北朝鮮の今のこの経済的な危機ということは、既に国連が北朝鮮に対する制裁をかけて長期化したんですね。
 2018年からずっとしていく中で、それで、国連が経済制裁して90パーセントを遮断したんです。完全に遮断した中で、10パーセントだけですね。ほとんどの98パーセントの貿易は、中国であったんですね。しかし、今年、コロナウィルスが流行りまして、10パーセントぐらい、残りの10パーセントを中国と取引していきながら、貿易関係をしていったんですけれども、命の道であったこの国境線までも北朝鮮が自ら封鎖するようにしたんですね。ですから、既に国境線を封鎖して、10パーセントのこの命の貿易関係も、5ヶ月になりまして、完全に北朝鮮は、経済のこの問題で準則することができない状況に陥っている状況であります。北朝鮮を見ると配給がですね、社会主義だから、この配給ですね、食料を配給して行きます。配給するこういう北朝鮮のそういう生活の中で、最優先の都市が平壌(ピョンヤン)なんですね。平壌は幹部たちがたくさん暮らしている場所でありますので。3月12日ですね、とうもろこしを配給した以降、3ヶ月間全然配給がなされてないみたいで、北朝鮮の情報のニュースがありまして、それを見るとですね、3ヶ月間、北朝鮮は配給がない。
 90年代、300万人が飢餓で北朝鮮で亡くなった時に、その時に平壌では、食料配給が平壌ではあったんですね。300万が亡くなった時には。しかし、今はコロナの問題で、国連の経済制裁による食糧配給が、平壌の幹部さえも、3分の1を減らしても3ヶ月間ないという状況であります。このような体制で、北朝鮮が70年間耐えて参りました。冷戦時代におきましては、背景がソ連と中国があったので、北朝鮮は、ソ連と中国の資源で生きてきたんですけれども、現在の北朝鮮の状況を見るとですね、大変なこの状況であり、特に中国からの支援も全然ない中で、北朝鮮が今維持しているということが、不思議なことであり、専門家たちは、2023年になると、北朝鮮が保有している外貨ですね、ドルですね。外貨が0(ゼロ)になる状況という風に言われています。こういう中で、このような独裁政権が、経済的な難問題で内部崩壊することを塞ぐために、最近、起こしている様々な武力行為を外部の敵を作って、金正恩政権を崩さないようにするために、最後の案として作り上げたということが、今回のこういう爆発事件だというふうに私はそう見ている状況であります。
 私はこのような状況を見ながら、 1989年、アメリカからソ連の体制が続けて維持していくと思ったんですね。89年度にアメリカは分析したんです。ソ連が続けて維持していくのではないかという報告書が出ましたけれども、ソ連は、1990年、もうすぐですね、崩れていきました。もう考えられない瞬間に崩れていきました。北朝鮮は世界唯一の共産独裁国家として多くの人たちが続けて維持していくのではないかというふうに考えているんですけれども、歴史からみると、変化はある瞬間に訪れてくるということであります。ドイツが、西ドイツと東ドイツが統一したときもあっという間に来たんです。ソ連の崩壊もそうだったし、北朝鮮の未来においても、多分北朝鮮は、崩壊する寸前の象徴かもしれません。私は今回この事件を見ながら、今年、韓半島のこの状況、あまりにも重要な時であるということを非常に感じさせて頂きます。
 お母様が、ですから、この7ヶ月間あまりにも重要な時期だと語られるように、この時期、この7ヶ月間、私たちはどうすればいいか。本当に今、南北情勢を見ながら、この重要な時に、私たちがもう一度改めて摂理的な観点で見ていきながら、今のこの時を対応して、準備していかなければならないと思います。ですから、私は今日皆様に、私たちはこの時に何をすべきかと、何をすべきか。こういう事を簡単に結論として、皆様に話して終わりたいと思います。
 皆様が、今のこの時、この重要なこの時、先ほどお母様が語られたように、統一の扉を開くように祈らなければならないと、精誠を尽くさないといけないというみ言を語ってくださいました。私は皆様が、この時こそ、たくさん南北統一のために祈っていかないといけないこの期間であり、精誠を束ねていかないといけないこの期間であります。さらに、真の御父母様を皆様、多くの人たちに知らせないといけないんです。
 真のお母様の自叙伝のテーマが平和の母じゃないですか。この真のお母様、真の御父母様を知らせる。自叙伝を多くの人たちに知らせてくということが、非常に重要であります。この7ヶ月間、我々にとっては一番多くですね、大きな武器は、平和の母の自叙伝であります。この平和の母の自叙伝を見ると、1980年代、中国の自動車工業団地建設のために、御父母様が文鮮明・韓鶴子総裁が、中国に本当にですね、力を入れて、中国の解放を誘導してくれた、こういう話が出てくるんですね。中国がですね、資本主義を入れていけるように扉を開いていかれた、1980年代のこういう話が出るんですよ。だから、中国が今これぐらい維持していくということは、その時の一つの事件があったんです。さらに、米ソ冷戦時代、文鮮明・韓鶴子総裁がゴルバチョフに、ソ連大統領に出会いまして、ソ連の大学生3000名を私が教育するから、アメリカに送ってほしいとゴルバチョフ大統領に提案したんです。それで、その3000名の大学生たちがアメリカに修練会、文鮮明総裁が教育する教育に送ったきっかけで、そのきっかけによって、ソ連の共産化がですね、崩れるキッカケになった決定的な役割になった、そういう内容が出ているんですね。
 多くの人たちが、平和の母を見ながら、平和の時代をどのように扉を開くかということをそこにものすごい知恵深く、参考になる一つの内容がそこに出ているんですね。ですから、私たちは、平和の母というこの本を通して、多くの人たちに知らせていきながら、平和の母を通して、今のこの国際情勢を本当にどういう風に収集していくかということを、この中に明言していると思いますね。この中に明らかに今のこの時はこういう時であるということを教えられる、こういう内容がここに記している内容でありますので、この本をたくさん読んで、それで、皆様が多くの人たちに紹介してあげたらいいかなと思います。平和の母という本から、今月から教区全体で書写をして参ります。今まで書写をして参りましたけれども、今日から平和の母の本の中から抜粋して、書写をして始まりますので、多くの人たちが書写に積極的に同賛して、新たな出発ができればいいかなと思います。今日、浅川先生のみ言を頂いて、新たな出発をしてきながら、今国際情勢の大変なこの難問題を乗り越えていくキッカケを今日から作る皆様一人一人になればいいかなと思います。よろしくお願いします。
<浅川勇男 先生の講話>
 多摩東京教区の皆さんこんにちは、浅川勇男です。今日は、人類の涙をぬぐう平和の母、韓鶴子夫人がお書きになられました、自叙伝の一節から野の花のように美しく、松のように強い心を持って生きるというこういう題名でお話をさせていただきます。この花のように美しく、松のように強い心を持って生きるという、これは韓鶴子夫人が私たち自身に対して向けたメッセージであります。
 私たち人間は、多くの課題と悩みをもって生きています。その大半は、人間関係から来ます。夫婦の関係、親子の関係、職場の人間関係、町内の人間関係、人と人との関係の中で私どもは絶えず悩み、そして、苦しみます。信じていた人から裏切られる、しっかり約束したのに反故にされる、そして、人が私を裏切ったり、そして、私を傷つけたりするだけではなく、私自身も誰かを裏切ったり、信頼に応えられなかったり、知らず知らずのうちに口で傷つけている、そういうこともあります。それに気がついた時、確かに人も憎いし、信じられませんが、自分もまた信じられなくなる。そして、自分って本当にまともに生きているのかという疑いを持つ場合もあります。それが身近な夫婦の関係、親子の関係の中で次第に疑い、信じられず、ついには愛せなくなる。これが私共のおける人間としての大きな悩みであります。疑う心、決して美しくはありません。そして、確かに目標を持って歩み出したけれども、多くの人間と人間との関係の中で、打ち砕かれて、希望を失い、前に進むことができなくなり、立ち止まり、そして、ついつい後ろを向いてしまう。もう私の人生は駄目だとこんなふうに思いがちであります。
 このように心に汚れが、そして、心に弱さが生まれがちであります。そんな時、どうしたらいいのか。野の花を見なさい、野の花をごらんなさい、それが平和の母のメッセージです。野の花の美しさ、松の逞しさ、暴風が吹いても、暑い日照りでも、凛として野の花は咲きます。松の木は微動だにいたしません。この美しさと強さをご覧なさいと。そのような美しい、強い心を持って生きなさいと言う。
 花には2種類あります。この2種類のうち一つは、人のお世話になりっぱなしの花というのがあるのです。花屋さんの花、花壇の花、温室の花、肥料から、水やりから、姿から、全部人が世話をしてくれます。ですから、花はある意味において心配はありません。全部人間がやってくれます。そして、花屋さんに置かれる。値段がつく。花屋さん、あるいは、花屋さんに届けたお花の業者は、高く売れて、たくさん売れるように、しっかりとその花たちを管理するのです。ですから、この花屋さんの花に、あなたの主人は誰ですかと聞けば瞬間的にこう答えるでしょう。はい私の主人は花屋さんです。花の業者です。温室の花を養う経営者です。そう瞬間的に答えるでしょう。事実そうだからです。もう人間なくしては生きられない、咲くことができない、そういう花たちでありました。
 ところが、この世の中にはもっと多くの花たちは、誰も人間は面倒を見ません。振り向くことさえいたしません。気にもかけません。野放しです。野の花なのです。では野の花は誰が養っているのでしょう。人間でないことだけは確かです。それは、この野の花を丹精に育てている天の父母なる神様であります。神様が、この一本一本の花を、愛を込めて育てているのです。花たちが、喉が渇いたなぁと思ったら雨が降ります。そして、なんか乾いたなと、その雨の雫が癒してくれます。さらに、ちょっと運動不足だなあと思ったら風が吹いてきます。そして、右に揺れて、左に揺れて体の運動ができます。ですから、この野の花たちに、あなたの主人は誰ですかと聞いたら、野の花はすぐ答えるでしょう。私たちの主人は神様です。何の疑いもなく、瞬時に答えます。心配したことないんですかと聞くと、心配って何ですか、と答えるでしょう。私たちの先祖ももうずっと心配など一度もしたことがありません。全部、神様が養ってくれています。全てを委ねています。こう明るい笑顔で答えるでしょう。
 このように生きるんだ。だから、人間として悩んだ時、野の花を見なさい、松の木を見なさい、美しいってどういうことなのか、それは神様に疑いを持たないという心、信じ切るということ、信頼しきるということ、それが美しいということなんだと。お花屋さんで売っている花も美しいです。野の花も美しいです。でも韓鶴子夫人が美しいと言われる、この美しいは心に汚れがない、神様の前に汚れがない、疑いがない、これが美しいんだと。何が強いのか、それは神様にあって、ひとつになっていれば、怖いことは何もない。必ず道は開かれる。その強さのことを野の花のように美しく、松のように強い心と言っています。ですから、この美しい強さは、人間的な力とか、人間的なお化粧した美しさを意味しておりません。心は神様に全てを委ね、一切を疑わない、その美しさと神様の前に真剣に歩む時、何の心配もない、この強さのことを言われております。
 これを2000年前にイエス・キリストは言われました。何を食べようか、何を着ようか、何を飲もうか、毎日頭を悩ませることは衣食住だと。それに関わる人間関係に翻弄され、右に左に揺れ動かされ、全く自分らしい人生を生きていない人。イエス様は、この人間の持つ悲しさと切なさを見ながら語りました。野の花を見よと。誰も面倒を見ず、振り返りもせず、働きもせず、紡ぎもしない。だけれども、この野の花の一輪でさえ、このイスラエルの最高の栄華の時を現出したソロモンの時でさえ、この一輪の花のようにさえ装うことはできなかったと。天の父母なる神様は、一本の野の花でさえ、このように装って下さるのなら、あなた方人間にそれ以上のもを与えないわけがないとはっきり言われました。ですから、何を飲もうか、何を食べようか、何を着ようか、それは大切であるということはあなた以上に天の父母様はよく知っているんだと。だから、大切なことは、まず神の国と神の義を求めなさい。天の父母なる神様に、あなたは今日何をするのかということを、そこに向き合っていった時、天の父母なる神様は、あなたに必要なものは全て知っているので、全て与えてくれるだろうとおっしゃいました。
 このように、天の父母様、神様に対して、全く疑わず、疑わないだけではなく、天の父母様の願いである、この人類が一つとなって、家族となる。戦争もない、紛争もない、貧困もない、格差もない、人種の差別も民族の差別もない、全ては兄弟である。地球上のどこを探しても不幸と言うこの漢字を背負っている人は誰もいない。そういう地球そのものを天国にしようと言う決意をし、実践をした方が、平和を愛する世界人、文鮮明先生とその奥様であられる韓鶴子夫人であられました。人類の真の父母となる、本当に愛し、自分の存在をかけて人の幸せを、そのために生きるのは親だけです。ですから、この二方は、平和を求める指導者ではありません。もっと深い世界、親である。そして、52年間、ご夫婦は本当に夫唱婦随(ふしょうふずい)で一つになって歩まれました。
 そして、2012年、もう90歳を越えられた文鮮明先生は、8回にわたってアメリカを往復されました。もう体の限界を超えていましたが、それ以上に神様を愛し、人類の行き先を心配する親心が、体の限界を超えて、そして、風邪をひかれ倒れました。一時入院して、再び退院され、8月の12日、文鮮明先生は韓鶴子夫人にこう言われました。今日は二人で向き合って食事をしようねと。今日は二人で向き合って食事をしようね。こう言われました。周りの人は本当に不思議に思ったようです。なぜなら、いつもふたりで食事をしているではないか。それをなぜ今日に限って言われるのか。この意味を深く悟っていた方は、奥様であられました。この52年間にわたる汗と涙を、二人で流した道筋の中で、もう何を言われるかすぐ悟る関係であります。今日は、二人で向き合って食事をしようねと、最後なんだと。これは、最後なんだなと。それを悟られたと思います。そして、食事をしようと言いながら、文鮮明先生は、手でスプーンを掴まず、ずっと奥様を見続けておられたそうです。それも分かりました。食事を食べるのではない。奥様の顔を魂に刻むんだと。もうすぐ天からの迎えが来る。その時、持っていける最高の財産は、魂に刻まれた奥様の顔だと。
 そして、翌日、施設を巡回されて、文鮮明先生は、録音機を持って来させ、この地上における93年間の最後のお祈りをされました。そして、絶え絶えの息の中で奥様に語りかけます。これが最後の言葉になりました。本当にありがとう。本当にすまなかったと。そして、ありがとう。頼むよと言われて、しっかり手を握られました。ありがとう。すいません。頼むよと。この言葉は、伴侶であられる韓鶴子夫人に託された言葉ですが、それは同時に、天の父母様と真の父母となられた文鮮明先生、韓鶴子人から愛され続けてきた私たちに託された言葉でもあります。ありがとう。すまなかったね。そして、頼むよと。韓鶴子夫人はもう決意を固めていました。文鮮明先生が、聖和、他界されたと。その目指してきたもの、夫婦で力を合わせて目指したものは、天の父母様を中心とした人類一家族、地上天国でありました。それを韓鶴子婦人ご自身の命のある限り、必ず成就します。実現します。だから、心配しないでくださいと言われました。この平和の母の決意は、同時に私たちの決意であるべきです。こうして文鮮明先生は、聖和され、天の人になられました。
 その日から3年間、毎日、韓鶴子夫人がそのお墓、暮山に行かれました。お墓に侍ったのです。そして、その時、途中で必ず寄る場所が、野の花、松の木だったのです。そこに寄ると、心が本当に平安になり、そして、この野の花のように美しくなる。いや、野の花よりも美しくなる。松よりも強い心になる。そのように生きて来られた文鮮明先生、韓鶴子夫人であられたので、その場所で語りかけ、そして、私たちに文鮮明先生、韓鶴子夫人が生きてきたように私たち、あなた方もまた、天を絶対的に信じ、疑うことなく、そして、松のように強く生きなさい。そうしながら、真の父母として生きてきた私たちの生き方と魂と似たものとなりなさい。そういうメッセージを語られたわけであります。
 ぜひ皆様、この韓鶴子夫人の深い篤い愛のメッセージ、これから日々毎日人と人とのトラブルやそして、悲しさや、切なさが来るでしょう。でもその時、野の花を見て、それを先生にして、自分の心の中から神様を信じる心を失わないように、疑いを持たないように、弱気にならないように、たじろがないように、止まらないように、ただ天の父母様一条に向けて歩むように、野の花のように美しく、松のように強い心を持って生きるという、今日は、この度は、これがテーマとなる話でありました。どうもありがとうございました。
<祝 祷>
お祈りをさせていただきます。天の父母様、敬愛してやまない天地人真の御父母様、今日はあなたが深く深く愛する多摩東京教区の方々に、尊いメッセージをあなたが伝えてくださったことを心から感謝申し上げます。集いましたお一人お一人の最初に導かれてきたその日から、紆余曲折の道を歩みながら、時には泣き、立ち止まり、時にはこの道を離れようかと思ったその信仰の日々の歳月を振り返りながら、全てをご存知である、集いましたお一人お一人の真の父であられ、真の母であられるあなたが、今日深い愛を注いでくださったことを感謝申し上げます。どうか集いましたお一人お一人が、今日のメッセージのように、野の花よりも美しく、松よりも強い心を持って、神様の道を歩むにおいて、深きに到来する様々な課題、難題をいかに受けたとしても、心の中に天の父母様、神様一条の純粋無垢の無私の心に汚れをつけず、一点の疑いもなく歩み抜き、たじろぐことなく、真っ直ぐに歩むことができますように、そして、今日集いましたお一人お一人が、より美しい愛の心と強い愛の心を持って、真の父母様の誇る孝子、孝女となることができますようにと切に祈りながら、敬愛する天地人真の父母様の前に感謝を込めてお祈りし、お捧げ申し上げます。アージュ。

【 野の花のように美しく、松のように強い心を持つ 】
 生命が躍動する春を迎えると、本郷(ほんきょう)苑(えん)までの道はたくさんの楽しみにあふれます。小道の両脇には、人の腰の高さで曲がった松が生えており、その下には野花が咲き乱れています。花は、冬には姿を消してしまいますが、春になると競うように、あちこちで咲き誇ります。山道で足を止め、しゃがんで草花をじっと見つめると、それらはたとえ振り向いてくれる人がいなくても、朝日を一身に浴びながら、非常に美しい姿を見せてくれていることが分かります。その美しさに酔いしれ、花々をそっとなでてから、再び細い道を上るのです。決して軽い足取りではありませんが、私の心は野に咲く花のように、平和で満たされています。
 墓に到着すると、芝生に混じって雑草が生えていないか、山の動物が踏み荒らしていないか、じっくり調べます。時と共に、その青さを深めていく芝生に囲まれた墓の前で、私は世の中のすべての人が野の花のように美しく、松のように強い心を持ち、この芝生のように清く生きていけるように、一人、祈りを捧げるのです。(人類の涙をぬぐう平和の母 P.31)

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