【礼拝のみ言】

天一国二年天暦11月21日(陽暦2015年1月11日)

説教タイトル:「 新しい年、新しい私 」
説教者:入山聖基教会長
 真の父母はメシヤであり、真の子女はメシヤに似なければなりません。そのようになるためには、先生を中心として氏族的メシヤたちがそのように生きなければなりませんが、そのように生きることができなければ、問題が大きいというのです。霊界に行って先生が神様の審判の標柱になるでしょう。先生が百ならば、皆さんも百でなければなりません。父母は、自分の息子、娘たちが自分より立派になることを望むのが原則なので、そうでなければならないというのです。
 先生だけが真の父母ではなく、皆さんも真の父母にならなければなりません。皆さんもやはり完成しなければならないのです。先生は大きな木になりましたが、皆さんは、大きな木の細胞のようにならなければならないという話です。大きな木である先生に似なければなりません。すべて種です。根本に似たのです。

「新天聖経 第8篇 信仰生活と修練 第三章」より

【説 教】

本日は、「新しい年、新しい私」というタイトルでお話させて頂きます。先日、徳野英治会長が「新しい葡萄酒を新しい革袋に入れる気持ちで新年を出発してほしい」と言われました。私たちは新しい年を迎えて、新しい私自身を準備して出発して参りましょう。
昨年も様々な事がありましたが、新しい年には、新しい年の天運がありますし、新しい年に神様が願っておられる事があります。私たちも刷新されて出発することが大事です。それでは新しい私というのはどの様な事を言うのでしょうか。人間の人格は知情意の3要素からなっている事を原理で勉強しました。従いまして、新しい気持ち(情)、新しい決意(意)、新しい計画(知)をもって新年を出発するのが良いかと思います。
神は人間を成長するように創られました。体は年老いたとしても、心は死ぬまで成長するようになっています。私たちが日々刷新されて行くために、“祈り”、“侍義”、“試練と克服”について考えてみたいと思います。私たちが信仰生活で大事なのがお祈りですね。皆さんも日々、祈祷生活をしていると思います。信仰生活においては、いつも内的に刷新されることが大切です。祈りが新鮮ですと信仰生活も新鮮になりますね。
最近では医学でも、お祈りが人間にとって大切だと言われています。人間の心情に合わせて、脳の中に伝達物質が出て、それが体に影響していることが解ってきたからです。“病は気から”と言いますが、心と体が繋がっているという事が証明される時代になりました。脳の中心に海馬という部分がありますが、ここは新しいことを記憶する部分です。
年をとって記憶に衰えが生じるのは、海馬に影響があるようです。海馬が衰えると、新しい事が覚えられないのですね。私たちは、誰かを恨んだりすると、怒り、恐れ、不安な気持ちになりますが、その気持ちは海馬が退化するようです。逆に、人を慕う気持ち、愛おしい気持ちは、海馬が活性化するようです。
また、未来の事をイキイキと思い描くと海馬が活性化するようです。つまりビジョンを持つと脳が活性化するようです。ビジョンを持つことで心が“わくわく”、“楽しみ”になると脳が活性化し、心が新鮮になります。一番良いのは、“笑顔”、“感謝の気持ち”です。健康で幸せになるように神様が創っています。一番悪いのは怒りです。怒りで戦闘態 勢になると、血圧、血糖値が上がり健康を害する可能性があるようです。
ですから、その感情、心情をコントロールするのが私たちの責任です。私たちは恩讐の様な恨みがあったとしても、相手の幸福を祈ってあげなければなりません。感謝の心をもって、人を慕い、為に生き、ビジョンを持つ私たちの生活は、とても健康にもいいのです。神様、真の御父母様と一緒に2020年を見つめながら喜ぶ心情、楽しみの心情を抱いてお祈りし出発しましょう。
さて、皆さまは、お正月をどの様に過ごされましたでしょうか。私は、ある本を読んで感動しました。それが「私の宗教」という本です。著者は、あのヘレン・ケラーです。2歳に熱病にかかり、その後遺症で盲聾唖(もうろうあ)の三重苦になりました。それで、ヘレン・ケラーの両親が、ベル博士に相談を持ちかけました。
ベル博士は、「電話」を発明した人です。実はベル博士の妻と母が、耳が聞こえない方でした。それで聾唖者(もうろうあ)を保護する活動をしていたのです。それで音の研究をしていました。その中で世紀の発明品が生まれたのです。為に生きる動機からこうした奇跡が起こってくるのですね。さて、このベル博士から紹介された方がまだ20歳のサリヴァン先生でした。
ヘレンケラーを厳しく教育して、生きていくためにこの世の中の存在を教えようとしました。手に井戸の水をかけながら手にWATERと書いて水の存在を教えた話が有名です。それをきっかけに三重苦を克服したと言われています。しかし、この本には、実はそれだけでは立ち直ることが出来なかったというのです。
たとえこの世の中の存在がわかったとしても、わかればわかるほど世の中にはたくさんの矛盾がある、難しい問題がたくさんあるという事に気が付いていきました。ですから、生きがいを見いだせなかったのです。その時にある方が点字の本を紹介しました。それがスエーデンヴォルグの本だったのです。
スエーデンヴォルグは原理講論に出てきますから知っていますね。スエーデンヴォルグも既成教会から迫害された人です。霊界に行って、いろいろ見聞きしたと言いますし、聖書の解釈についても文字通り解釈するものではなく、真理にたどり着くためのヒントが書いてある本であると言って迫害されました。真のお父様が言われたことと同じです。しかし真理までは解明できませんでした。
その本を点字で読んでいて何を認識したかと言いますと、“神様がいる”、“霊界がある”ことを知りました。そのことによって、自分がどんなに肉身的なハンディキャップがあったとしても、ごく限られた時間の事で、魂の自由というものは永遠だと悟りました。ですから、自分は三重苦でも生きていていいのだと、生きる意味を悟りました。
宗教と言えば、仏教とか、キリスト教だと考えますが、「私の宗教」とは、私を救ってくれたという信仰告白なのです。私たちもみな統一聖徒ですが、その中にあっても「私の宗教」を確立すべきなのです。そのように試練を克服してヘレン・ケラーはハーバード大学を卒業して、生涯、社会運動家として活躍していったわけです。
サリヴァン先生もヘレンを50年間教育しました。20歳の時から70歳まで寄り添いました。結婚した後もヘレン・ケラーとも一緒に過ごしました。偉人の背後には、献身的に尽くした人が必ずいるのですね。ここに、ヘレン・ケラーの言葉が書いてあります。
「私は自分の身体的障害を、どんな意味でも神罰だとか不慮の事故であると思い込んだことは一度もありません。もしそんな考え方をしていたら、私は生涯を克服する強さを発揮することはできなかったはずです。」「あらゆる種類の障害は、当人が自らを開発して真の自由を 獲得するように勇気づけるための、愛のムチということ。」「それらは、石のように堅い心を切り開いて神の高尚な贈り物を自分の存在の中から見つけ出すために、私たちに手渡された道具なのです。」「あらゆる障害は無関心という眼帯をはぎ取ってくれます。それによって私たちは他人が運んでいる重荷を正視し、憐れみの心の指示に従いながら彼らを助けることを学ぶようになるのです。」「試練は、私たちの生命を拡大し、この限られた地上では達成不可能なあの高い天命にそなえて私たちに強さを身につけるよう促す、神の激励なのです。」
ここに試練に対する姿勢を学ぶことが出来ます。私たちも試練があります。身体的な試練や、信仰的な試練にある場合もあるかと思います。しかし、その試練が罰だとか、わたしの罪故の罰だとか考えた場合は克服できないという事です。
その場合、試練が恩讐になってしまうので、知らないうちに恨みになってしまいます。ですから、そのような考え方を持ってしまうと克服できないのです。ヘレン・ケラーは三重苦を私を成長させてくれるために”神様からの贈り物”、”神様からの激励”だと考えたのです。
ここに試練を信仰的に克服する姿が見えてくるのです。もしかしたら一生解決しない問題もあるかもしれません。しかしそのことを通して、私自身がより深い大きな信仰の境地にたどり着けば、それが神様の愛だという事を学んでいかなければなりません。
私たちの心の中の恨みというものは様々な難しい作用を生み出してしまいます。誰も原理のみ言が間違っていると言って離れて行く人はいません。神様を否定して離れて行く人もいないのです。恨みに支配されて神様から離れてしまうという事があります。信仰者たちにとって、全人類歴史は試練の連続でした。
復帰摂理歴史は命を懸ける様な燃え上がる信仰の炎が何十代、何百代も継承されました。そうしてはじめて一粒のダイヤモンドが灼熱の炎から生まれるようにこの地上に誕生された方が真の御父母様なのです。真の御父母様は真の愛の勝利者です。恩讐すらも愛した方ですし、自分の国を越えて世界人類を愛されましたね。ですから、真の愛の勝利者です。
あのイエス様やお釈迦様の教えでも千年残りました。千年後の人の心を動かしていますね。真の御父母様が残して下さるみ言は千年、万年後でも人の心を動かし続ける言葉になるでしょう。そのような勝利の基準を立てた方が真の御父母様であります。真の御父母様は、私たちの心の中に真の愛の種を蒔いてくださいました。その愛と真理の種は完成し、どの人々でも望めば受けることができる時代なのです。
ですから、 今は畑の時代です。その素晴らしい種をいかにして育て実らせるかは、私たちの責任なのです。今日、訓読したみ言にあったように、今まで、私たちのすべての責任を真の父母様が背負って下さっていました。これからは、私たちが責任もって成長した分だけ、神様の摂理も進展する時代なのです。
新しい年、2015年という素晴らしい年をいただきました。神様と真の御父母様を喜ばせる事のできる1年になるように歩んでいきましょう。アージュ。

ここに掲載されているのは、礼拝内容の一部です。
内容全体は、来教して礼拝映像を視聴しましょう。

過去の礼拝のみ言

天宙清平修錬苑2日修練会
・ 1月17日(土)~ 1月18日(日) 先祖祝福式
・ 1月23日(金)~ 1月24日(土) ※金土修練会
・ 1月31日(土)~ 2月 1日(日) ※土日修練会
・ 2月 7日(土)~ 2月 8日(日) 霊肉界家庭出発修練会
・ 2月13日(金)~ 2月14日(土) ※金土修練会
・ 2月21日(土)~ 2月22日(日) 先祖祝福式