【証し】書写の証し 「息子からの贈り物」(60代婦人 )

今までも、「行」が好きで毎日コツコツと書写を書いていました。最近、新たに自叙伝書写を始めました、夫を息子が6歳の時に亡くしました、お父さん子だった息子は、それを期にあまり話をしなくなってしまいました。母親として息子が何を考え何を思っているのかよく解りませんでした。
家族を養う為に女で一人で仕事もしながら育てて来ましたので、十分な親子の関係を築いて来れなかったと負債も感じておりました。いつか普通の会話を息子と出来るようにと、ずっと祈っていました。
そんな時、感動的な出来事がありました。その日は息子の誕生日でしたが、息子本人から手紙と贈り物をもらいました、何も言わずにこっそり玄関に置かれていました。手紙には 「 母へ  今日は俺の誕生日。 生まれてきたことを祝う日。 というよりも、あなたが大変な思いをして生んでくれた事に感謝する日。   ありがとう   感謝の気持ちを、少しだけ物に変えて。     これからも、 妻共々よろしく 」 と短い文ですが、書いてありました。
母としてこれ以上の言葉を聞いたことがなく、嬉しくて涙が止まりませんでした、心の中の何かが解かれたようでした。願い事がかなったのです。
又、その一ヶ月後、私の誕生日に息子夫婦が、青く晴れらしい花束を持って来てくれました、私の好きな色の花ばかりで、うれしくて写真をたくさん撮りました、心から「ありがとう!」と言いました。
又、今迄は、亡くなった夫の事は、つらいから、もう忘れようと思っていたのに、お祈りの中で「あなたがいたら、二人で旅行にでも行きたいね」と自然に言っている自分にきずいて驚いています。これも自叙伝書写を書き始めての出来事です。これからも続けていきます。ありがとうございます。